「銀行協会職員」かたり詐欺未遂容疑、16歳少年を逮捕

高齢者からキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、大阪府警は8日、愛知県春日井市の無職少年(16)を詐欺未遂の疑いで緊急逮捕し、発表した。府警は認否について明らかにしていない。

 天王寺署によると、少年は8日夕、大阪市天王寺区の70代の女性宅に「全国銀行協会」の職員をかたって訪問。「キャッシュカードの不正使用を防ぐ」などと言って女性からカードをだまし取ろうとした疑いがある。

 女性宅には同日午後から大手百貨店の従業員などを名乗る電話が相次ぎ、「あなたのカードが不正利用されている」「協会職員にカードを渡してほしい」などと言われていた。たまたま女性の夫が帰宅した際にスーツ姿の少年がカードを受け取りに来たため、夫が身分証の提示を求めると少年は逃走。不審に思った夫が110番通報した。

 署員が付近を警戒していたところ、女性宅のカメラ付きインターホンに映っていた人物とよく似た少年を見つけたという。

出典元:朝日新聞社

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