大和市に住む８０代の無職女性が３０日、金融機関の職員を装った男らから現金計５千万円をだまし取られた、と大和署に届け出た。署は手渡し型の架空請求詐欺事件として調べている。
署によると、１６日昼ごろ、金融機関の職員を装った男から「（航空会社の）債権を買わないか」と電話があった。女性が断ったところ、「あなたの名義で購入させてほしい」などと言われ承諾。その後、航空会社の社員を装った男から電話で「名義貸しは犯罪」「（別の社員が）自宅へ査察に行くので、銀行に入れているお金を預けてほしい」などと要求された。
女性は同日、自宅を訪れた社員を装う男に現金１千万円を手渡した。さらに１７、１９の両日にも現金を求める電話があり、自宅を訪れた男にそれぞれ２７００万円と１３００万円を手渡した。
出典元：カナロコ by 神奈川新聞